Beef Tidbits
What is the difference between Wagyu and domestic beef?
「和牛」は品種を、「国産牛」は原産地を表しています。
「和牛」と「国産牛」は同じにとらえがちですが、「国産牛」=「和牛」ではありません。
牛肉の表示を大別すると、「和牛」・「国産牛」・「外国産牛」の3種類に分けられます。
国産牛とは、品種に関係なく日本国内で飼育・育成された期間が最も長いものをいいます。
つまり、生まれは外国でも、輸入されて、国内で長期間飼育されれば、「国産牛」と呼ばれるのです。
ちなみに、以前は輸入されてから3か月以上日本で飼育されていたら、国産牛と称されることもできましたが、法律改定により、現行の定義にかわりました。
Beef Eating Culture
彦根藩主が将軍家や御三家への献上品として作ったものです。
この時代、肉食は禁じられていましたが、栄生品という名目で献上されていました。
運ぶ日数(100日前後)を考えた結果、生ではなく「味噌漬け」や「粕漬け」という形がとらされたそうです。少しでも日持ちをさせるためです。
牛肉を使った、最も古い料理といえるでしょう。
文明開化後、この牛鍋(すき焼き)を生業とする人たちが現れました。
横浜や長崎と言った居留地で発症。外国人からも人気があったそうです。また、座敷であぐらをかいて気楽に食べる鍋ということがら、「あぐら鍋」という別名もつけられました。
明治天皇が牛肉を食べ、国民に肉食を促したというエピソードもこの頃です。その影響もあってか、牛食文化はこの頃から広まっていきました。
昭和20年頃、焼肉屋のルーツとされる『明月館』(東京)と『食道園』(大阪)開店。無煙ロースターの開発により、女性層からも支持を得るようになりました。今では定番の「塩タン」なども、昭和50年代に誕生したメニューです。
平成に入ると牛肉の輸入自由化が行われ、焼肉の低価格化も進みました。平成5年には「焼肉の日(8月29日)」も制定され、庶民から親しまれる料理となっています。